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大人ADHD 月子の生き方

アラフォーにして『大人のADHD』だと診断され…!人生の大きな転機を迎え、これからの生き方を日々模索中。

自分自身と照らし合わせて考える【大人のADHD】10の困りごと ~後編~

ADHD 月子 大人のADHD 10の困りごと

前回から引き続き、今回も“大人のADHD10の困りごと”をお送りいたします。

続けて読んでくださっている方も、今回が初めての方もありがとうございます!
前編・中編も併せて、よろしくお願いします。

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それでは今回で最後となります、後編【困りごと⑦~⑩】をお送りします。
またちょっと長くなりますが、おつき合いいただけると嬉しいです!

 

困りごと⑦【自制が利かない】

感情のコントロールが利かないというのも、ADHDの特性のひとつです。
些細なことで、突然かんしゃくを起こして当たり散らします。家族や友人など身近な人が巻き込まれやすいといえます。

  • 突発的な怒りを抑えられない
  • 欲求がコントロールできない
  • 依存しやすい性質がある

『さまざまな欲求をコントロールすることが苦手で、インターネットやゲーム、買い物、お酒やタバコなど、色々なものに「はまり」やすく、「◯◯依存症」と呼ばれる状態に陥ることもある。もともと「見通しの甘さ」があり、「これくらいなら大丈夫」「その気になればいつでもやめられる」と思い込んでいるが、現実にはなかなかやめらない状況になり、依存をエスカレートさせてしまう場合がある。』


私もひどく依存体質だと自分で感じています。

特に“ゲームや遊び、自分の興味があること”をなかなかやめられません。
子どもの頃からゲームが大好きで、『ゲームウォッチ』にはじまり、『MSX』『ゲームボーイ』『スーパーファミコン』『セガサターン』『プレステ2』などなど、あらゆるゲーム機器を所有していました。
(アラフォーなので、初期のゲーム機から色々と触ってきています。同世代の方は懐かしいなぁと思われるかもですね。)


今でも鮮明に覚えているエピソードがあります。

私は当時、『ゲームボーイ』に夢中になって遊んでいました。
そのことを見かねた母は「いい加減に止めなさい」と何度も言います。
私は「あと10分!あと10分!」と言い続けるだけで一向に止めようとしません。

その様子を近くで見ていた父は、ついに私の態度にブチ切れ、私の手から『ゲームボーイ』を奪い取ると、マンションの2階から下の川へ投げ捨ててしまいました。


…完全に私の失敗です。

ゲームを止められない、そして、止めずにやり続けるとどうなるかという先のことも見通せない。自らの手で今後の楽しみを潰してしまったのでした。


このように何事もほどほどにできず、いつも家族に迷惑をかけてしまいます。


また、欲求のコントロールもできず、欲しいと思ったものは何が何でも手に入れたいと“執着”するのですが、手に入れた途端に安心してしまうのか興味を失ってしまうのか、“放置”してしまうことがあります。

ですので、貯金なんてしたことがありません…できません。

現在は、夫が家計をやりくりしてくれているので、私が勝手に好きなモノを買うという事態は避けられています。


すぐにハマってしまうこと
は自分自身分かっているので、今はできるだけ“はじめない”ようにしています。
“今”これをはじめてしまったら、他のことが疎かになるかもしれない…と考えて、できるだけ興味のあることを回避しています。

でも、本当は“いつはじめても、すぐに止められる”というコントロールを身につけることが大事ですよね。

分かってはいるのですが…そこは、まだ自分を信用できていません。


あ!先ほどの『空を飛んでいったゲームボーイ』の話ですが、結局その後、また同じものを新しく買ってもらいました。

よく親に怒られてもいましたが、子どもには非常に甘い親でした。
きっと私のワガママに手を焼いていたのだと思います。

その結果、私の酷い性格は助長され続けたのでした…。
(もちろん、それは親のせいではないです。私の自己中心的な思考や行動に無理矢理家族を巻き込んでいった形でした。)


依存をしてしまうのは、『意志の弱さというより見通しの甘さがあるからで、自分では加減が分かっているつもりです。しかし、そもそも「いつでもやめられる」という見通しも甘いため、現実には自分の欲求を制御しきれないまま、「やめられない」状況に陥ってしまう』のです。
タバコやお酒がやめられない、過食がとまらないといった健康障害に至るケースもあり、日本では海外ほど深刻ではありませんが、薬物に依存しやすいというデータもあります。

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困りごと⑧【プランが立てられない】

ADHDがある人は、アイデアが豊富な人が多く、独創性のある企画力を発揮します。
しかし、アイデアを企画書にまとめることは苦手なため、せっかくのアイデアを生かし切れないことがあります。

  • アイデアを形にすることが不得手
  • ゴーサインまで待てない
  • 独断で進めてしまう

『既成概念にとらわれないアイデアや独創的な企画が次々と頭に思い浮かぶものの、それを企画書にまとめたり、計画表や進行表をつくったり、コストを見積もったりすることが苦手なために、面倒でやるのが億劫となり、他人任せにしてしまったり、途中で投げ出してしまったりと、企画倒れになってしまうこともある。』


私自身は正直言って、独創的なアイディアを考えつくことが得意だと思いません…とても残念ですが…。

ただ、図画工作や美術の時間に人と違うモノを作ったりすることは大好きでした。


会社で“企画書を作る”という機会がなかったので、具体的なプランを立ててどうこう…に遭遇したことはありませんでしたが、生活する上で色々な場面において、アイディアを形にすることが必要な時があります。

そういう時に“アイディアを出した人が実行、または旗振り役をしなければいけなくなる”ことがかなりの割合で起こります。
それが私にとってとても面倒でやりたくないことだったので、考えること自体を端(はな)から徹底的に回避していたかも…と今振り返ってみて、そう思ったりもします。


現在は自営業なので、自分で考えなければいけないことだらけなのですが、その考えることを回避するクセが身についてしまい、「考えたらやらなきゃいけないのが面倒だ」と無意識の内に思い、頭がガチガチに固まり何も浮かばなくなってしまいました。

例え浮かんだとしても、すぐに“それは実行が難しいかも…”と打ち消してしまい、せっかくのアイディアもなかったことにしてしまいます。

もしかすると、長所となり得る特性を自分で摘んでしまった可能性もあるなぁと思いつつ、今後“まずは先のことを考えず、とにかくアイディアを出してみる!”ということにチャレンジしていけたらいいなと考えています。


ADHDがある人は、『「思いついたらすぐに実行する」という行動パターンをとりがちで、いいアイディアが思い浮かんだら、すぐにそれを実践』したくなります。
しかし、『会社や上司のゴーサインが出るのを待っている間にアイディアそのものに関心がなくなり、その企画が進む頃には他の新しく思いついた企画に夢中になっているといった状況に陥る』こともあります。
その際に、同僚などが「後始末」をまかされ、「発案者」がみんなの反感を買うといった事態も起こり得ます。

 

 

困りごと⑨【事故に遭いやすい】

ADHDがある人は、自動車の運転で事故を起こしやすいというデータがあります。
注意散漫さや見通しの甘さがあるために、危険度の高い運転をしていても自覚がなく、事故につながると考えられます。

  • 自動車運転の事故が多い
  • 労災事故のリスクも高い
  • 日常的なケガも多い

『車の運転や機会の操作をしている最中に、気にかかることがあると、そちらに気を取られてよそ見をしやすい。また、スピードを出しすぎていても、「これくらいの速さなら大丈夫」と油断しやすかったり、「すぐに止まれる」などと見通しが甘く、危険性を的確に把握できていないため、事故につながりやすい。』


私も20代の頃は自分の車を持っていて、運転もしていました。

その時は事故こそ起こさなかったものの、見落としでヒヤッとすることもありました。
それよりも困ったのは、運転が単調になってくると集中力が途切れやすくなり、挙句の果てには眠くなってきたりして、運転を続けるのが苦痛になることでした。

今では色々と不安要素も多いので、車の運転は夫にまかせています。


ADHDがある人の多くは、子どもの頃からケガが絶えなかったという話があるそうです。
私も例に漏れず、日常的な小さなケガをよくしていました。

まず、家の中のそこかしこで足をよくぶつけます。
そして、毎回気を付けてはいるのですが、座っている家族を避けようとしているのに何故か足が当たってしまいます。
外を歩いていると何もないところで足首をひねり、捻挫しそうになります。


ケガで一番情けなくて間抜けだったのは、家の中で思いっきり転げて足首をひねり、剥離骨折をしてしまったというエピソードです。

しかも、大学の入試直前にそのケガをしてしまったので、試験を受けることができなくなったり、松葉杖をついてなんとか試験を受けに行ったりと、大変な思いをしました。

これは完全に私の不注意で起きたケガだったので、なんとも言えないモヤモヤとした複雑な気持ちだけが残りました。


子どもの頃から大人になった今でも、色々な場面や場所で体のあちこちをぶつけてしまうので、身に覚えがない青あざやケガが絶えません…。何とかしたいです!


ADHDがある人は、『周囲への注意の払い方が足りなかったり、自分の身にふりかかっている危険性を的確に把握できていなかったりする』ために、日常的にケガをしてしまうのです。

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困りごと⑩【退学・失業・離婚が多い】

ADHD特有の行動特性で、人生も左右されます。
理解と対応が不十分だと、学校では留年や停退学、仕事上では休職や失業、家庭においては家族間の不和や離婚の率が高くなるといわれています。

  • 留年・退学する率が高い
  • 離職率・未就職率が高い
  • 離婚率が高い

『ドロップアウトしやすい背景には、学校での成績不振、職場での評価の低さ、家族の一員としての役割の乏しさなどがあることは否めない。それに加え、本人に「ここは踏ん張って長続きさせよう」という意欲もあまりないことが多い。』


私の場合、学校は特に大きな問題もなく卒業することができました。
(問題がなかった訳ではないです…大学で資格が取れる学部に行っておきながら、“実習に行くのが嫌だ”という理由で資格を取らず、親と大いにもめました…。)


問題が出てきたのは、社会に出てからです。

正社員で入った会社でしたが、学生気分がなかなか抜けなかった私は、意欲的に働くことはせず適当に仕事をしながら楽しく過ごしていました。
それでもある程度の規模の会社だったので、大丈夫だったのだと思います。
(会社からしてみれば、私みたいなのは迷惑極まりないのですが…)

入社して4年が過ぎた頃、結婚を機に異動をし、新しい土地で働くことになりました。
そして、その2年後にうつ病を患うこととなったのです。

仕事は休職をし、親元に帰り治療を始めました。
当時は本当にツラかったです。そのうち機会があれば書くかもしてませんが、他人も外も怖くて仕方ありませんでした。

休職をして1年後には退職。そして、離婚。(詳しくは後述します。)


その後は、アルバイトや派遣や色々と働いてみましたが、どれも約1年位でうつ病が再発して会社に行けなくなり、退職してしまう…ということを繰り返しました。

その間にアルバイト先の取引先だった今の夫と再婚をし、「外で働いて体調が悪くなるなら、在宅でできる仕事を探そう。」との夫からの提案に乗っかって、まずは自営業の夫の仕事を手伝い始めました。

それからは、うつ病もすっかり出なくなり心身ともに健康に過ごしています。

現在は自分で起業をしたりもしていますが、収入はスズメの涙程度なので、今後も頑張っていかなければ…いけるのだろうか…いきたい!(願望で終わるw)


『ADHDの人は離婚が多い』
…という事実に私も例外なく当てはまっています。

1度離婚を経験したにも関わらず、現在も“離婚”という言葉を何度も切り出されている状態です。
(詳しい内容は下記の過去記事内に書いています↓)

自分が【大人の発達障害(自閉症スペクトラム・ADHD等)】だと気が付くきっかけについて考えてみる ~追記・発達障害だという診断は必要なのか~

ですが、私がADHDだと分かってからは、一旦“離婚”のことは置いておこう。という感じで保留にしてもらっています。(たぶん)
こんな私に向き合ってみようと考えてくれた夫にとても感謝してします!


ところで。

初めの結婚では色々と大変でした。
私は“何でもやればできる!”と自分を過大評価していましたから、仕事も家事も両立できるとなぜか信じていました。

しかし…実際にそんな思いだけで上手く行くはずがありません。
料理を作るのが苦手なので、まず献立を考えるのも作るのも時間がかかります。そのうち、面倒になってしまい外食が多くなっていきました。

また、片付けも上手にできません…引っ越してきたダンボールのままの物もありました。
その他にも色々なことでつまずいていました。


確かに元夫は厳しい人でした。
でも、私も妻として出来なさすぎです。

結婚して1年間は出来ないことに対して我慢していたそうですが、1年を過ぎた頃から私がいつになったら家事をちゃんとするようになるのか問いただすようになりました。

“ちゃんとします”と言いながら、先延ばしにする私にだんだん厳しくなってくる口調。
そのうちに「お前はダメな人間だ」と幾度となく言われるようになりました。


「あぁ、私はダメな人間だったんだな…。」
そう思うようになった私の心は徐々に蝕まれ、様々な形でサインを出しながら体に変調をきたし、最後はうつ病になってしまいました。

それから、別居(療養)状態で1年半以上が過ぎた頃、離婚にいたりました。


私は“病気は一向に治る兆しが見えないし、今後一緒には暮らすのは難しいと思う”との意思表示をし、それこそ逃げるように離婚の道へ進んでいったので、元夫としては訳がわからないままだったと思います。

その時、自分の心や体を守るにはそれしか思いつかなかったのも事実です。

今振り返っても、大変だったけど迷惑ばっかりかけたな…と申し訳なく思っています。


ADHDが人生に及ぼす影響の大きさを物語るデータとして、『ADHDががある人の離婚率が、ADHDがない人の約2倍に上がる』という数字がでています。また、『婚姻期間もADHDがない人に比べて短い』ことが報告されています。
様々な問題行動が、本人の努力や心がけではどうしようもないADHDの障害から起こっているものであることを、本人も周囲も理解し、しっかりと対策を練ることで多くのトラブルを避けることができるのです。

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最後に

今回も下記の書籍「図解 よくわかる大人のADHD」の冒頭部分より引用しております。


全3回に分けてお届けしてきた“大人のADHD10の困りごと”でしたが、いかがでしたでしょうか?
当てはまる箇所、そうでない箇所、人によって様々だと思います。

同じADHDといっても、みんなが同じような特性があるかというと『違う』とハッキリと言えると思います。
大まかには似てるけど、細かい部分で違いがある…という感じではないでしょうか?


大なり小なり発達障害を抱えている人の数だけ、困り事の数があると言っても過言ではないと思っています。

同じように困っている部分は共有し、違う部分は認識・理解し合う。
この姿勢は大事だと私は考えています。


これからも自分自身のことだけではなく、色々な方の様々なパターンやタイプを勉強し、知りたいと思っています。
そして、共有できる情報は発信して行きたいですし、一緒に考えたり悩んだりもすると思います。

と、文章ではカッコつけたようなことを書いていますが、実際はそんなに大したことはできませんので、ちょっとずつですが進んで行けるようにしたいなと思っています。


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