大人ADHD 月子の生き方

アラフォーにして、突如『大人のADHD』と診断された月子。 迎えた転機に人生を見つめ直し、新たな生き方を模索すべく日々奮闘中!

発達障害の診断を受ける必要性とは? ~その4.自分自身を大切にするために~

この“発達障害の診断を受ける必要性とは?”というシリーズが思った以上に長く続いていますが、自分の溢れる思いにそろそろ溺れそうです…アップアップ★

こうしてシリーズを書いている間にも、次から次へとブログに書きたい!と思う日々の出来事が出てくるのですが、遅筆な私のスピードが全然追いつかず…。

そんな状態なので、書きたいと思っている内容はメモとして残り、そのストックが溜まっていく一方な今日このごろです。


…マジで、文章を早く書けるようになりたいっ!!


(って多分コレ、“書く”という経験が絶対的に足りてないせいだわ…)

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発達障害…その“障害”とどう向き合うのか

色々な方向に脱線しまくってしまいましたが…今回やっとブログのタイトル、本題のところまで行き着きました。
前置きがあまりに長すぎて、自分自身何を書きたいと思っていたのかが分からなくなってきております(汗)


前回、“自分自身が発達障害かもしれない”と気づいたところまで来ました。

次の問題は、気づいたところでこれから先をどうしていくか?…だと思います。

以前書いた記事内で、“病院で診断を受けることの意味 ~必要性の問題~”という見出しの元、発達障害の診断が必要かどうかについて書きました。

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上記の記事の内容と被りますが、診断を受ける必要性とは、“自分自身が持っている発達障害の特性により、社会生活や日常生活においてどれだけ困っているのか”という、程度の問題に関わってきます。


最近、自分自身を分析して(もちろん夫と)分かってきたことなのですが、発達障害の特性には“大体、共通してこういう特徴があります”というような大枠はあるのですが、その特性の出方は人によって明らかに違うため、それぞれが苦手としている部分にはかなりの個人差があることに気が付きました。

詳しく触れていくと記事が1つ書き上がってしまいますので、ここでは“同じ発達障害名だったとしても、人によって苦手としている部分が全然違う”ということをお知らせする程度に留めておくことにします。


上記のことから、苦手としている部分が社会生活や日常生活において比較的問題にならない、または多少問題にはなるけれど対処や工夫でなんとかカバーできるレベルの方なら、特に病院での“発達障害がある”という診断は必要ないでしょう。

現に“なんらかの発達障害がありそう”“診断は受けていないけど、多分ADHD(ADD)だと思う”と仰っている方は結構いらっしゃいます。


そのような方々は自分が苦手だと感じている部分に対して、自身に合った工夫なり対策なりを考え、実際に様々な対処をして生活をする上でできるだけ困らないような努力をされています。

自分が発達障害を持っていると認識・理解し、自身の特性が把握できているのなら、自分をある程度客観視することも可能だと思いますので、苦手な部分への対処の仕方については、書籍等からでも十分に得ることができると思います。

このように発達障害の特性である苦手な部分を、工夫や対処で補いながら日常生活を送っている方々は、実は定型発達の方の何倍もの苦労と努力をされています。


そりゃそうですよね。
みんなが普通に当たり前にできることが、“脳の特性によりできない”のなら『普通(困らない程度)』だと思われるところにまで自身で引き上げるしかなく、そしてそれは本人の努力と工夫によってしか成し得ることができないのですから…。

でも、こういう方って自分が発達障害かも…と思っていても、自身の努力で何とかカバーできてしまっているので、“その気になればできるんだから、やっぱり普段できていないのは自分の怠けでしかないのでは?!”と考えてしまいがちです。

 

 

自分自身を“受け入れる”ということの意味

カエルの王様

発達障害であることを受け入れつつも、真面目で努力家な方ほど、“その特性ならではの行動を改善できないのは、自分の甘えや怠けがそうさせているんだ…”という発想になり、結果、自分に対してさらなる努力を義務のように課してしまいます。

確かに、苦手なことを努力でカバーできるのならば、した方がいいとは思います。

ですが、苦手な部分を全部努力によりなんとかしようと頑張れば頑張るほど、できなかった時の反動は大きくなり、自己嫌悪に陥りやすくなります。


“自分は発達障害だから…”
と言って、何もかもを発達障害のせいだと言い訳にしてしまい、できることも諦めてしまうような行為や考え方は…私も好きではありません。

ただ、“できないのは努力不足なだけなんだ!”と思い、できない自分に対し自己嫌悪に陥ってしまう…その負のスパイラルに嵌ってしまったら。

…待っている先は間違いなく『二次障害』の併発でしょう…。


ずっと頑張り続けるということは、体にも心にも負担が大きく、知らず知らずのうちに…それこそ徐々に精神が蝕まれていく可能性が高くなります。


特に発達障害を持っている人は様々な要因により常にストレス耐性が低い状態です。
ですので、二次障害を併発するリスクがかなり高いと言えます。

また、二次障害を併発してしまうと、それこそ努力でどうこうなんて言ってられない状態になってしまいます。

発達障害二次障害とは背中合わせのようなところもあるので、ある程度自分を受け入れつつ、“自分のしている努力を自身が認めてあげる”ことも大切かと思います。


もしも、自分が発達障害かもと思いつつも苦手なところを全て努力でカバーされている、頑張り屋さんな方がこの記事に出会っているとしたら…。


『頑張ることも必要かもしれませんが、同時に肩の力を抜くことも大切です。』


『自身の心に問いかけながら、“何となく適当で…いいかな?”とか、”ある程度までできたら…後はやらなくてもいいや☆”というような具合に、それぞれの加減について自分自身の心と折り合いをつけるということも、ぜひ考えてみてください。』


上記は私からのささやかなお願いのメッセージとなります。

スルーしちゃって大丈夫です。ただ、ここを読んだこの瞬間だけ…ちょっとご自身のことを振り返っていただければ…。

どうぞお願いいたします。

 

 

発達障害の診断の必要性について

ここまでは、自身のコントロールの方法を自分自身で考え身につけて、日々の生活を送られている方のお話をしてきました。
では、それが難しい方の場合はどうすればいいのでしょう?


ここからやっと、“発達障害の診断が必要な方”のお話に入ります。

実際に発達障害の診断が必要な方…それは、“自分自身のコントロールが難しい、なにかしらの支援やサポートが必要なのかもしれない、とにかく今の状況をどうにかしたい!”と何らかの形で日々困っている、生活に支障が出ている方だと思います。


社会に出ると、否応なしに周囲とのコミュニケーションを取らなければならない場面が多くなります。

そのような状況下で対人関係につまずいて様々な問題へと発展してしまったり、仕事を進める上で発達障害の特性が出てしまい、スムーズに仕事をすることができなかったりと、それぞれの困ったケースがあると思います。

闇雲に1人でどうにかしようと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、“もうどうにもならない!”と限界に達してしまう前に、ぜひ病院で発達障害の診断を受けてみてください。


乱暴な言い方にはなりますが、『発達障害があります』と診断で言われてしまえば、大なり小なり戸惑いは感じるにせよ、そうか…と受け入れるしかありません。

ですが、診断を受けることにより、よりクリアにそしてハッキリと自分がどうしてできないのかという『原因』がわかります。

ここに至るまでには、悩みに悩んで受診の決意をされていらっしゃるでしょうから、今まで感じていた“困った”は自分自身の努力不足や怠けではなく、“脳の特性”が引き起こしていたものだという『自分が今までずっと困ってきた理由』が分かることで、これまで起こった様々なことに納得がいき、安堵される方が多いようです。

ただ、ある意味覚悟を決めて病院の受診を決意したとしても、今現在『大人の発達障害』を専門に診ている病院は少なく、病院の予約が数ヶ月待ち…が当たり前の状態になっています。

さらに、その長い期間待ちわび、やっとのことで病院の初診日を迎え診察をしてもらったとしても、すぐに診断が出るというわけではありません…。
様々な検査を受けたり、先生と話をしたり…を繰り返して、ようやく診断へ!ということはよくあるケースです。

それくらい、大人の発達障害の診断はとても時間と手間がかかる上に、判断が難しいということです。

それでも私は、少なくとも自身が困っている状況にあるのなら、発達障害かどうかの診断を受けることに大きな意味と必要性を感じています。


そして、発達障害の診断“診断が出たことで終わり”ではなく、むしろここが全てのスタート地点となります。

発達障害の診断が出たからといって、発達障害の特性が軽減されたり治ったりということはもちろんありません。

ですが、発達障害の診断を受けて自分に何らかの診断名が付くということは、付いていないことと比べた時に、非常に大きな違いがあると私は思っています。

診断が出ることによって生じるメリットデメリット

この話をはじめるとまた長くなりますので、このシリーズの締めに入る時にガッツリとお話しようと思っています。

 

ということで、今回も本題に入ったんだか入ってないんだか…どうなの?という状態のまま…またもや“一旦おしまい☆そして続く…”となってしまうのでしたm(_ _)m


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