大人ADHD 月子の生き方

アラフォーにして、突如『大人のADHD』と診断された月子。 迎えた転機に人生を見つめ直し、新たな生き方を模索すべく日々奮闘中!

ADHD コンサータ服用3ヶ月、“増量”の影にひそんでいた新たな副作用!?

2017/06/16:内容更新しました


現在、私はADHDの治療薬を服用中です。


今回の内容も前回同様、現在の処方内容とは異なるのですが、

服用当時に感じたこと等を記録して残していたメモを参考に

この記事を書き起こしました。


同じ治療薬を服用される方のお役に少しでも立てばいいなと思います。

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コンサータを服用するにあたり

ADHDの治療薬コンサータの服用をする前は、同じく治療薬のストラテラ

服用していました。

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私が困っているADHDの特性『先延ばし体質・やる気や意欲の低さ』

だったのですが、ストラテラの服用ではその部分への効果が

見られなかったのです。(服用量MAXの120mgまで増量しました。)


この結果を受け、その後の薬の服用について主治医と相談し、

ストラテラからコンサータへと治療薬の切り替えを決めました。

詳しい経緯等は下記の記事に書いています。

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2週間ごとにコンサータ増量で様子見を

コンサータ54mg

コンサータは飲み始めてから2週間ごとに18mgずつ増量をし、

その効果について様子を見ていきました。

前回の記事では服用から2ヶ月、45mgまで増量した時の感想を書いています。


今回はそれから2週間後に54mgまで増量、その後45mgへと減量した話を

併せてしようと思いますが、なぜ増量後にまた服用量の減量をしたのか、

そのことについて詳しく触れていきます。

 

 

コンサータ増量で得た効果

コンサータの増量により感じた効果を全て挙げてみます。

  • 集中力が持続するようになる
  • 日中の眠気がなくなる
  • やるべきことに対しての行動がスムーズになる
  • 段々と周囲に気が回るようになる
  • 面倒だと感じる気持ちが和らぐ
  • 注意散漫で気がそれてしまっても、元の作業に戻れるようになる ←NEW!


最後に“NEW!”と書いた項目が、コンサータを54mgに増量した時に

追加で感じた効果となります。

内容については、今まで注意がそれることで“全く作業に戻ってこれなかった”

というわけではなく、増量によって“より戻って来やすくなった”

感じられたことを意味しています。


コンサータの増量をここまで進めてきて、感じられるようになった

効果はたくさんありますが、45mg→54mgへの増量だけを見ると

そこま大きな変化を感じませんでした…。

 

 

コンサータ増量による副作用

今回大きく問題になったのは、実は副作用の方でした。

まずは、54mgに増量した時に感じた副作用について挙げてみます。

  • 薬が切れる頃にやたら喉が渇く
  • 食欲不振(空腹時でも食欲が出ない・少量しか食べることができない)
  • 胃痛(常に胃のムカつきを感じる・空腹時にキリキリと胃が痛む)
  • 吐き気(増量後数日の間、軽い運動で少し気持ち悪くなる)←NEW!


コンサータの服用中は大体同じような副作用を感じました。

前回も書きましたが、2週間ごとの増量で体が薬に慣れる前に服用量が

増えるため、“常に副作用が続いている状態”だと思っています。


ここまでは今まで通りで予想ができていた副作用でしたが、

今回さらに加わった大きな副作用が下記でした。

  • イライラする(多少怒りっぽくなる)


実は自分自身で自覚できず、夫から指摘をされることで気がつきます。


確かに、子どもに対してイライラすることが増えた気がしたことと、

さらに何となく情緒も不安定な感じになっていました。

ADHD イラスト イライラする

 

 

コンサータの増量で気になったこと

コンサータを増量して行くうちに気になりだしたことについては、

前回でも少し触れています。

この頃から少し気になりはじめたこと。

  • 集中力は続くが、突然色々なことが頭の中に浮かぶ
  • なんとなく自身がせわしない感じになっている気がする

はっきりとは分からないのですが、感覚的にそう感じていました。

ADHD コンサータ服用2ヶ月、増量を続けた結果やる気UP!なんだけど…? - 大人ADHD 月子の生き方


その後、コンサータの増量で自身がイライラすることが増えている

分かってから、自分のことを客観的に見るように意識することで、

さらに下記のことにも気づくようになりました。

 

人と会話をしている時

  • 話したいことを頭の中でまとめようとすればするほど空回りする感じで、上手く言葉で表現することができない
  • そのうち焦燥感を感じはじめ、会話の最中に何を言いたいのか、何を言っているのかが自分でも分からなくなってしまう
  • また高い頻度で、頭(思考)の回転と言葉を出すタイミングとがズレているという感覚に陥る(どちらが先走っているかは、よく分からないが…)


ADHDの治療薬(ストラテラ、又はコンサータ)の服用をはじめてから、

このような感覚になることが無かったため、ひどく焦りました。

そして、焦ることでさらなる悪循環に陥っていたのだと思います。

 

文章を書いている時

  • ブログを書いている時に、書いた文章がいいのか悪いのかを客観的に見ることができなくなり、何度も読み返すハメになる
  • 文章を何度読み返しても、頭に全然入ってこない(入ってこないというよりも、読んでいる途中で文章が頭から消えていくような感じ)
  • そのようなことを繰り返すので、文章を書くのにかなり時間が掛かってしまう


ブログに関して言えば、更新速度がこのタイミングで思い切り落ちました…。

文章は思い浮かばないし、必死に書いたところで文章の見直しが必要となり

何度も読み返しては修正を繰り返すので、時間がかかり過ぎてツラかったです。

 

追記:考察

上記で挙げた2つの例について、私の行動が表していることは

頭の中が上手に整理できていない状態だと思われます。

どうも、少パニックに陥っている感じではないかなと。


そういえば、薬を服用する前の私も似たような行動をしていました。


同時に行う作業が2~3個重なると、作業記憶(ワーキングメモリ)

いっぱいいっぱいになり、頭の整理ができずにパニック!という状態に

よくなっていました。


まさか!な感じですが、こういった副作用もあるのかもしれません。


※2017/06/16:この追記の項を書き加えました。

 

 

コンサータを一旦減量へ

前もって主治医から言われていたことがありました。


「コンサータの増量をすることで、もしかすると落ち着きがなくなったり、

そわそわしてしまったり、イライラなどが出るかもしれません。」


私は今回、見事にその状態になっていたのです。

ADHD イラスト コンサータの副作用グラフ


個人的な感想にはなりますが、コンサータの増量でどうやら

『多動』のスイッチまで入ってしまった気がします。

特に私はADHDの特性『思考の多動』があるので、今まで薬の服用により

抑えられていた部分が再び出てきたような感覚でした。

以前、ストラテラを服用していた時には体感しなかった副作用でしたので、

改めてそれぞれの治療薬の効果と副作用との違いを感じた次第です。


コンサータを54mgへ増量したことで、イライラ等が出てしまったので、

主治医と相談後、一旦45mgへと減量することにしました。

コンサータ45mgで再度2週間、様子をみることにしたのです。

 

 

今回のまとめ

そもそも、私はなぜコンサータを増量していったかという話になります。

コンサータが得意とする『やる気・動機付け』の部分については、

増量途中でもかなり効果を感じるようになっていました。


ですが、前回の記事でも触れた通り、私自身がストラテラの服用時に

得られていた効果をさらにコンサータの方にも望むことで、

“その効果が感じられるまでは…!”と、増量を続けていったのです。


結果的に副作用が出始めるようになり、治療は足踏み状態となりました。


ADHDの治療薬の効果や副作用については、個人差が大きいと感じています。

ですので、自身で服用してみないことには、どのような効果があるのか、

またはないのか等といった見極めはとても難しいです。


私自身がADHDの治療薬(ストラテラ、のちコンサータ)の服用

はじめて、この時点で約8ヶ月が経っていました。


薬の服用について次の記事はこちら。

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コンサータについての関連記事はこちら。

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