大人ADHD 月子の生き方

アラフォーにして、突如『大人のADHD』と診断された月子。 迎えた転機に人生を見つめ直し、新たな生き方を模索すべく日々奮闘中!

別れましょう、私から♪ ADHD診断前の月子の離婚【EP.4】

新シリーズ 『別れましょう、私から♪ ADHD診断前の月子の離婚』、

現在進行系で連載中です!

前回は、結婚生活が進むにつれ、様々な疑問が膨らみまくった話をまとめ

エピソード3(スリー)としてお届けしました。

 

“離婚経験者” である私のはじめての結婚生活とはどんなものだったのか!?

今回は家事がうまくできない私に忍び寄る、身体の不調と行動の変化…

そのできごとについて振り返ってみようと思います。

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Aさん、昇任試験に挑む!

ADHD イラスト 必勝ハチマキでヤル気!


Aさん(前夫)と結婚してから、そろそろ丸2年が経とうかしている頃。

Aさんから “会社の昇任試験の準備をはじめるから…” といった話をされました。

 

『そういえば…今年のはじめにそんなこと言ってた気がするっ!!』

私はそこでハッと思い出します。

確かに言われてはいたんですが、いつの間にやらすっかり忘れていたのです(汗)

 

多少慌てはしたものの、忘れていたことを悟られないようにしながら

話の続きを聞いてみると、どうやら今回行われる昇任試験は、

全体的に約2ヶ月くらいかかるとのこと。

そして、試験に合格して昇任できると…

  • 部下ができて、社内での立場が変わる

  • 役職がつくため、給与が上がる


この2点が、今後の暮らしにも影響してくるとのことで

妻である私にも最大限の協力をして欲しいと言われます。

 

その時は私自身『そんな大事なことなら頑張らなきゃ!』と思っていました…。

 

“アイロン事件” 勃発!!

Aさんは会社員なので、毎日スーツを着て会社に行きます。

着ていくワイシャツは全て形態安定シャツ(洗濯後のシワを抑えるシャツ)なので

基本アイロンがけをしなくてもOKです!

 

一応、家にアイロンはありましたが、それまで使う機会は全くありませんでした。

 

ですが今回、Aさんから「ワイシャツにアイロンをかけて欲しい」と頼まれます。

後からわかったことですが、どうやら昇任試験には面接があったようですね…。

そのことがよくわかっていなかった私は、“アイロンをかけること” を重要視せず、

その時にやっていた家事を優先してしまいました。

こうして後回しとなった “アイロンがけ” は見事に忘れ去られてしまったのです!

 

それから数日後の朝。

すごい剣幕で寝室に入ってきた Aさんの声で叩き起こされました。

 

「このワイシャツ!アイロンかけてって頼んでいたのに…かけてないよね!?」

昇任試験に協力するって言っていたのに、一体どういうことなんだ!!」

 

寝起きで寝ぼけ頭の私には、その言葉の意味がさっぱりわかりません(汗)

時間がなかったのか? Aさんは怒りながらそのワイシャツを着て出ていきました。

 

その日の夜。

私が仕事から帰ってくると、Aさんは先に帰宅をしており

開口一番「そこに座って。」と椅子を指差します。

 

それから小一時間ほど、空腹に耐える私をよそにたっぷりと

さらにネッチリと、小言を言い続けたのでした(泣)

 

 

遂に…!怒涛の口撃開始!!

先程の “アイロン事件” より少し前にさかのぼった話になります。

 

Aさん昇任試験の準備に入って勉強をはじめた頃、

私の職場ではシステムの変更に伴う残業が入ったり、長年勤めてくださった

パートさんが辞めて、新しくアルバイトさんが入ってきたりした関係で

送別会や歓迎会が立て続けに行われ、帰宅が遅くなることが続きました。

 

社員である私が職場のアレコレに参加しないのも…と思ったので、

帰宅が遅くなる理由については、Aさんに話をしていたつもりだったのですが、

それでも日に日に私への風当たりが強くなっていきます。

 

Aさんは遂に、私ができていない家事について指摘をしはじめ、

その延長で?なのか、様々な角度から責めるようになりました。

 

「結婚したら、毎日料理を作るって言ってたよなぁ?」


「お前は自分で言ったことも言われたこともできない、ダメなやつだ。」


「そんなに多くのことは言っていないはずなのに、なぜできない!?」


「そもそも夫を支えようという気が、少しも感じられない。」


親の育て方が悪かったんじゃないのか!?」


「きっと、俺みたいなエリートにお前はふさわしくない。」


「誰のおかげで、この家に(ry」← 借りている家が社宅のため

 

などなど…

覚えている内容だけ挙げてみましたが、このような感じで

言われることが増えていったのでした(泣)

 

 

依存と現実逃避の結果…

ADHD イラスト いろいろなお酒


Aさんからの風当たりが強くなり、私自身いろいろと言われ続けることが

あまりに面倒になったため、自由欲しさに突拍子もないことを思いつきます。

 

職場であるお店のシフトを組む仕事を任されていた私は、

みんなに渡す本来のシフト表の他に、自分の休みだけを偽装したシフト表

一部作成し、その “偽シフト” を家に置いておくことにしました。

 

それは、自分の平日休みの日ぐらいは外出して羽根を伸ばしたい、

Aさんが帰宅した際、家にいなくても “偽シフト” 上では仕事となっているので、

『仕事で遅くなった』と言い訳できると安易な考えからの行動でした。

 

趣味への依存

大好きバンドが7日間*1ライブを行う!ということで

上京してきた友人、職場の同僚等と計4日間参戦!

それまで、ずっと抑圧されてきた気持ちが一気に爆発するきっかけに(笑)

 

アルコールへの依存

仕事帰り、職場の同僚を誘って頻繁に飲み歩くようになっていく私。

Aさんが会社のレクリエーションで数日帰ってこない!とわかっていた日は

それこそ思う存分…朝まで飲み歩いたのでした(汗)

 

そういう日々を送っているうちに、お酒の摂取量が今までから

極端に増えたせいか、“キッチンドリンカー”となってしまいます…。

料理中、片手にお酒を持ってコッソリ飲むのです。

Aさんはお酒が飲めない体質で、お酒を飲むことをヨシとしなかったので、

飲んでいる姿は絶対に見せられない!と必死に隠していました。

 

さらに、仕事中にもお酒のことが頭から離れなくなってしまい、

『今日は何を飲もうかな?』と考えたり、仕事帰り最寄りの駅で降りた足で

コンビニに寄ってお酒を買い、自宅まで飲みながら帰るようになったのです…。

 

“偽シフト” が…バレる!!

家に置いている “偽シフト” では仕事になっているけど、

実際はお休みだった、ある平日のこと。

 

私は昼から出掛けて、ウィンドウショッピングを楽しみます。

段々と夕方になりお腹も空いてきたので、そのまま夕食を食べますが、

夕食を食べた後もまたブラブラしてしまい、あっという間に夜になりました。

 

もし仮にこの日が仕事だったとしても、

そろそろ帰らなければ怪しまれる時間に差し掛かっているのですが、

それが頭でわかっていても、どうしても家に帰ろうという気になれません…。

 

そうこうしているうちに、終電ギリギリの時間にまでなってしまいました!

 

一方、私がグズグズとしている間にもコトは進んでいまして、

Aさんはどこから調べたのか、私の職場の同僚に電話をかけていて

私がこの日、仕事ではなかったことを知ります。

 

それから、Aさんはスグに私の母へと連絡したらしく、

私の携帯宛に弟から電話が掛かりました。(母と弟は一緒に住んでいた)

 

「姉ちゃん、どこにいるの?」

Aさんから連絡があったけど…大丈夫なん!?」

 

そう私は、Aさんから掛かってくる電話も取れずにいたのです。

 

コトが大ごとになっていることを知った私は、慌ててホームへと降りますが

最寄り駅まで行く電車は終わっていたため、最寄り駅より4駅前まで行く

最終電車に飛び乗りました!

 

そして、着いた駅から自宅までの4駅分(歩いて1時間半くらい)は

歩いて帰ろう!と決意します。

タクシーに乗らなかったのは、お金がないから…ではなく

少しでも家に帰るのを先延ばしにしたい気持ちからでした。

 

まずコンビニに入って杏露酒500mlを購入し、飲みながら歩きはじめます。

それから改めて母へ電話をし、その時はじめて自分の置かれている状況

話したのでした。

 

 

そして…監視と束縛のはじまり

ADHD イラスト 携帯電話


私が作成した “偽シフト” がきっかけとなり、Aさんは私の仕事が

少しでも遅くなると、行動を事細かに聞いてくるようになりました。

また、職場の同僚の人たちの悪口を言ったりもするように…(泣)

 

職場を見張りに…!?

Aさんが休みの土曜日、私は出勤日だったのですが、

どうやら私が働いている様子を見に来ていたことを後から知ります。

同じ日に一緒に働いていたパートさんが先に帰る際に、

Aさんの姿を見たらしいのです。

 

「あの日、あれからお店にご主人来られた?」

 

とそのパートさんに尋ねられましたが、実際には来なかったので、

「何してたんでしょうねー?(笑)」とごまかしてみました(汗)

 

触るものみな傷つけた?(笑)

私の職場の送別会が行われた日、Aさんは車で私を迎えに来ました。

そこで2次会がカラオケだと知り「一緒に参加したい」と言いはじめます!

本人がカラオケ大好き!なのは私も知っていますが、

『これはそういうことじゃないぞ…!?』と思い、警戒していました(汗)

 

職場の同僚の厚意により、Aさんも参加してカラオケがはじまります。

Aさんの隣に座って様子を見ていると、Aさんは私に飲み物を渡したり

話しかけたりする職場の男性陣に対して、急にけん制をはじめたのです!

同僚には若い男性もいますが、おじいちゃん職員もいて…誰彼構わず

とにかく男性というだけで、邪魔をする姿にあ然としてしまいました…。

 

携帯電話の没収やチェック!どころか…(汗)

“偽シフト” 事件以来、私が嘘をついたということで疑心暗鬼になった

Aさんは数日間、私の携帯電話を没収してしまいます(泣)

どうやら男性の影を疑ったようです…。

 

没収している間、どこからも連絡がなかったことがわかると

私に一旦携帯電話を返してくれましたが、それ以降も

頻繁に着信履歴やメールのチェックをされるようになります。

 

挙げ句の果てには、私の携帯電話にGPSの機能がついていて、

(今ほどの性能はありませんが…)“移動する毎に場所の記録が残る”

という情報をどこからか仕入れてきて、私が仕事へ出勤した日には必ず

位置情報の記録を確認するといった行為にまで及ぶようになりました。

 

 

身体が…身体がおかしいのです(泣)

“アルコールへの依存” については先の話で触れましたが、

私が同僚と飲み歩きはじめた頃、行った先のお店ではお酒ばかりを飲み、

食事をほとんど摂らないといった感じで過ごしていました。

 

その結果、みるみるうちに数kg痩せてしまいます…。

 

また、喉が渇くほどアルコールを摂取したくなり、

その量は日に日に増える一方で、悪循環に陥っていました。

 

過食…後に過食嘔吐へ

アルコール依存により急激に減っていった体重ですが、その反動からか、

仕事から帰ると、無性にパンやカップラーメンやケーキ等の

炭水化物が食べたくて食べたくて仕方がなくなります!

Aさんは、昇任試験の試験対策のためか帰宅が遅くなることも増えたため、

ここぞとばかりに過食がはじまりました(汗)

 

帰宅途中にあるスーパーに寄って、タイムセールで安くなったパンを大量に

買い込んだり、コンビニでも1回2,000円分くらいの食料を買い漁り、

それを夕食として全て食べ尽くします。

 

でも、せっかく痩せたのに太ってしまうのは嫌だと感じてしまい、

当然の流れかのようにトイレへ行き、喉に指を突っ込んで

食べたものを全て出すべく嘔吐をするようになりました…。

 

胃の中に詰め込めるだけ詰め込んだら、トイレで吐いてスッキリ

そして、今まで何ごともなかったかのように再び食べはじめるのです。

“食べては吐く” を繰り返し、夕食に1~2時間くらい余裕でかけていました。

 

高いところへと行きたくなる衝動が…

この時期は自分でも不思議だったのですが、特に意味もなく高いところ…

ビルの屋上等に行きたくなったり、高い場所から下を見つめたり

ボーッとしつつも、ふと吸い込まれそうになる感覚を何度か感じていました。

 

 

当時を振り返って…!

ADHD イラスト 天使と悪魔(悪魔の嘲弄)

 

あーーーーーーーーーーwww
病っちゃってるよね!w
これ、完全にヤバいヤツだわwww

でも…でも…
できないなりにね?
仕事と家事の両立をし…

いやいやいやw(かぶせ気味に)
どうみても、自分で自分の首を絞めてんじゃんw
なに?その “偽シフト” ってw
無いわーーーーーwww

………………………(汗)

www
フォローできないよな?w
 
さてと!
これからじっくりと事の顛末を見せてもらおうかwww

 

私自身、当時の自分のフォローはできないな?と思いますね(汗)

でも、明らかに行動が短絡的過ぎるので、もしかすると

既にまともな思考回路ができていなかったのかもしれません…。

 

当時、自身のADHDに気がついていなかったワケですが、

“聞いたことを忘れる” といったところや、

“依存しやすい” ところ等はADHDの特性が強く出ていると思います。

わからないからどうにも対処ができなかった…とも言えそうです(泣)

 

 

身体の不調と行動の変化…確実に何かが蝕まれていってますが、

そうなることにより、できなかった家事はより一層できなくなり、

夫婦関係はさらに悪化の一途をたどるのでした…。

 

この時点で、私のココロと身体はギリギリのライン。

もう…いつどうなってもおかしくない状態だったのです。

 

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